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種蒔きと定植

■ 種蒔きの手順
種まきは単純な作業のようですが、植物の性質や種の形状に適した播き方をすると発芽もそろい、生育もよくなります。家庭で育てる場合には、直播できる種子のほかは苗に仕立ててから定植すると失敗が少ないようです。
● 植物の性質による播種の方法1
植物の性質 播種の方法 内容 植物の例
直根性の植物
(根が真っ直ぐ下に伸びる)
直播 コンテナや菜園に直接播く。
ただし、根が回らないうちに定植するのであればポット蒔き(ポットに土を入れたものに播くこと)でもよい。
セリ科・アブラナ科の植物。
パセリ、ロケット、アブラナ、レタス、キャベツ、コリアンダー、フェンネル
種子が大きい
(数mm〜1cm以上)
直播
ポット蒔き
コンテナや菜園に直接播く。ポットに播いて苗に仕立ててもよい。 ズッキーニ、スイスチャード、エンドウマメ、インゲンマメ、オクラ、ナスタチウム
種子が比較的小さい
(数mm程度)
蒔き床 小さい種子・微粒種子を播く手順」を参照 バジル、セージ
種子が極めて小さい
(1mm以下〜1,5mm程度)
蒔き床 小さい種子・微粒種子を播く手順」を参照 カモミール、ミント、レモンバーム、タイム
種子の発芽に時間がかかる ポット
蒔き床
発芽に時間を要する種子を蒔く手順」を参照 ラベンダー、ローズマリー

● 植物の性質による播種の方法2
ばら蒔き→
原則として蒔床に蒔く場合の蒔き方。均等に薄く蒔く。
ばら蒔きの図 条蒔き→
株間が小さい植物の場合の蒔き方。ロケットや小松菜など。
条蒔きの図 点蒔き→
株間が比較的広い植物の場合。ズッキーニなど。
点蒔きの図
□ 播種の際の注意
□ 小さい種子・微粒種子を蒔く手順
微粒種子の水やりのイラスト
  1. 駄温鉢の1号〜2号鉢(直径3〜6cm)や浅い容器の底に穴を空けたものに無肥料の土を入れて蒔き床を作り、これにばら蒔きする。
  2. 種を流さないように新聞紙などで覆い、この上から水を施す。
  3. 発芽したら、覆いをすぐに外し、葉と葉が重なるものから間引きしてしばらく育ててからポットに移植する。
  4. 新聞紙などで覆い、水やりで種を流さないようにすればポットに蒔いても発芽する。
  5. ミズゴケの粉末を乾燥させて固めたものを水で戻して利用する種まきのためのグッズを用いると、泥が飛び散るなどして室内が汚れないので、発芽まで室内管理でき目が届きやすい。種を蒔いてからキッチンペーパー等を上からかけて、霧吹きで水やりをする。初心者でも失敗が少ない。
□ 発芽に時間を要する種子を蒔く手順
ラベンダー、ローズマリーなどは発芽まで数ヶ月かかることもあり、発芽までの管理に手間がかかります。管理に時間の取れない週末ガーデナーにはあまりおすすめできません…。
  1. 種は播種前に水に濡らしてから濡らした紙に包んだ上、ビニール袋などにいれて冷蔵庫に2昼夜置いておく。これは種に春を告げるための低温処理。
  2. ポットに無肥料の土を入れてここにばら蒔きし、鉢を腰水にして発芽までの時間を乾燥から守る。
  3. 発芽したらポットから、水からあげる。
  4. 腰水とは、右図のように受け皿に水を3〜5cmほど入れて、これに蒔床やポットを浸して、鉢底の穴から水を吸い上げさせること。
  5. 蒔き床を作って1〜3の手順を行ってもよいが、植物によっては発芽時期が1ヶ月以上ずれてしまうこともあるので、このようにポット管理にして発芽した順に腰水をはずして管理を別にするとよい。
腰水のイラスト
□ 苗に仕立てるまでの管理
■ 定植する
定植のタイミングは、原則的に定植後、丈夫に葉・茎・根が育ってから、暑さ・寒さに当てるようにすることを念頭に置いて調整します。また、植物ごとの性質を理解して、それぞれの適期に定植しましょう。
  1. 定植場所に、ポットのまま苗を置いて配置を確認する。
  2. ポット苗に水をやり、(バケツの水に浸すなどするとよりよいです。)ポットの用土がばらばらにならないようにする。
  3. 定植場所に植え穴を掘ったら、元肥となる肥料を混ぜ入れて根に直接触れないように薄く土で覆っておく。(根に直接肥料分が触れると、根がいたみます。)
  4. 苗をポット底面の穴に指を入れポットから抜いて、植え穴に置く。
  5. ポット植えの際と同様の土の高さまで土を入れる。(浅すぎ、深すぎはともに植物をいためます。)
  6. 株元を軽く手でおさえて、根の活着を促す。
  7. たっぷり水をやる。菜園の場合は、ポットと新しい土の境目より少し外側に水をやるとよい。
□ コンテナの場合の注意
■ 定植後の管理
10日〜2週間は新しい環境への植物の適応期。ケアしすぎないことがポイントです。


1.栽培場所 2.コンテナ or 庭 3.プランニング 4.土作り 5.買い方・選び方 6.種蒔き〜定植 7.水やりと肥料
8.手入れ・病虫害 9.ふやし方 10.春 11.夏 12.秋・冬 13.TIPS集 14.データ 15.種図鑑

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