週末だけの作業でもちょっとした手間をかけることで、良い土壌を作ることができます。また有機堆肥を用い続けることで土が年々肥えてくるので、良い収穫を得られる健康な菜園を作ることも可能です。
ヒトの場合は消化(消化=食物を摂取しやすい形にすること)のための器官を体内に持ち口から固形物を摂取できますが、植物は栄養素の消化機能を生息している土に依存し、微生物によって吸収しやすい形となった有機質を摂取しています。
このようにごく簡単に考えると吸収機能だけを根が持っていることになり、根の生えている土壌環境はヒトに置き換えると胃や腸といえるかも知れません。
胃や腸の調子を整えるということを念頭において土作りを考えると、pHが偏ることや、悪玉菌の繁殖が植物の生育によくないことだということがイメージし易くなるでしょう。
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- pHの調整…野菜もハーブも原産地の土壌は日本の酸性土壌とは異なり中性〜弱アルカリ性のことが多い。また病気の原因となる「悪玉菌」の滅菌、害虫の駆除効果もあるので、必ず石灰をすきこみ土壌を中性〜弱アルカリに調整しておく。
- 有機肥料をなるべく使う…化成肥料ばかり使っていると、土中の善玉菌の食料が少なく、また肥料を保持する力の不足した土壌環境となってしまうので、なるべく有機肥料を使いたい。ビタミン剤やサプリメントばかりではよい食生活といえないことと近いのでは?
- 土を団粒化させる…繊維質などの有機物を含んだ肥料を適量すきこむことにより、土を粒状にして空気を含む根の呼吸に適した団粒構造(左の図の状態)の土を作る。
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- 汎用的で値段も安い野菜向きのプランター、コンテナ用などとして販売されているミックス用土でハーブ類も問題なく育つ。
- ハーブの専用培養土を用いたり、腐葉土、赤玉土などの各種用土をミックスして用土を作る方法もあるが、単価が高かったり、コンテナの数が少ない場合は用土が余ってしまったりと結果として高くつくことがある。
- 用土にこだわりたい場合は、黒土、赤玉土、腐葉土、ピートモスといった各種用土のオリジナルミックスを作って楽しむこともできる。ミックスにはサンプルを参照のこと。
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菜園栽培の場合、菜園予定地に畑の土などを運び込むなどして土を入れ替える方法もありますが、以下の手順で毎年土壌改良を行えば年々肥えた土になり、良い収穫を得られる土を作ることができます。
またなるべく有機肥料を使い、作物を作りつづけることにより、土中の善玉菌が活性化して土壌が改良されます。
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- 天地返し…年に1回、大寒のころに菜園をスコップで30cm程度掘り起こし、地下部分となっていた土を地表に出してやる。これにより地中の害虫、雑草の宿根を寒さにあて退治することができる。これを「天地返し」と呼ぶ。
- 堆肥のすき込み…植物植付けの2〜3週間前程度に土の粒子を菜園向き(団粒状態)にするための堆肥をすきこむ。(無難なのは繊維質の多い腐葉土。量については、1平方メートルあたり2〜3リットル。土の状態と植え込む植物で加減する。野菜を作る場合と、何も作っていなかった場所に新規に植え付ける場合は多めに。)
- 石灰の散布・すき込み…最短でも植え付けの2週間前ごろに行う。地表がうっすら白くなる程度散布し、これをすき込む。
- 地表を平らにならす…レーキなどを使って平らにならす。
- 畝立て…植え付ける植物の大きさに適した畝幅で畝を作っておく。畝は立てなくとも植物は育つが、立てておくと根の周囲に空気が入りやすく生育が目に見えて良い。
- 新規に菜園を作る場合は…予定地の雑草や石などを取り除いてから1〜4を行う。
- さらに一手間…1については、大寒のほか、石灰散布前に再度行っておくと良い。
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